SKIYAKI在籍8年目のメンバーが語るSKIYAKIのディレクターとは?!
SKIYAKIには、現在100名近いメンバーが所属しています。本日のインタビューは、ソリューション事業部のメンバーです。SKIYAKIの仕事内容、日頃の様子、社風など語ってくれました!当社に興味・関心をお寄せいただいている方のご参考になれば幸いです!
■入社のきっかけは?
8年前の自分は、「これ!」といったやりたいことがないフリーターでした。自分が唯一興味が持てて熱中できそうな分野が音楽だったので、漠然と音楽に関わる仕事に就きたいと考えていました。かつ、自分は演奏する側ではなくリスナーなので「CDショップかな」と思い、ショップ店員の面接を受けたりしていました。その頃に、たまたまSKIYAKI元社員の方と知り合い、そこで言われた「音楽が好きなら、外から業界を感じる仕事も楽しいけど、SKIYAKIは内側から関われるからもっと楽しいよ」という言葉に惹かれ、SKIYAKIの面接を受け、今日に至っています。
■SKIYAKIで長く働けている理由は?
今年で8年目になりますが、やっぱり好きなものに携われて、かつエンタメ業界で働くことで日々刺激を貰えているからだと思います。多くの人はファンとしてエンタメを楽しむことになると思うのですが、自分たちの仕事はエンタメ業界の裏側を知ることができます。そこには多くの人が関わっていて、一つひとつの仕事は決して華やかなものではありません。ですが、それらが積み重なって合わさった結果、ファンから喜ばれるコンテンツが生まれます。その過程を見ていると「エンタメってこうやって作られていくんだ」と感動します。更に、エンタメ業界の移り変わりは非常に早くて、飽きることがありません。
何よりの理由としては、SKIYAKIの「自由」な社風が自分にあっているなと思えることです。ディレクターは、時と場合によって、休日や深夜に緊急で稼働しなくてはならないことがありますが、その代わりに休みも取得しやすい環境です。「休みは取ろう!」という雰囲気が社内にちゃんと根付いていると感じます。また、裁量もって仕事を任せてもらえているので、自分で責任を持つ分、ある程度の自由があると思っています。とは言え、誰かに迷惑かけるとか、仕事や成果に支障がでるとか自分勝手な自由は駄目ですけどね(笑)。
■SKIYAKIでのこれまでのキャリアを教えてください。
入社から約5年半は、WEBディレクターとして、ファンクラブサイト、ECサイト、公式ホームページなどのSKIYAKIが主軸としているサイトの新規立ち上げから運用、サポートに至るまでを担当していました。もう少し具体的に話すと、サイトを立ち上げるための全体の進行管理から、ローンチ後のクライアントとの打ち合わせ(折衝)や、サービスを盛り上げるための企画提案まで一環して行っていました。
例えば、ファンクラブサイトが立ち上がったら、ファンクラブ会員を増やす施策や、継続していただくための施策をクライアントと話し合い、実現していきます。他には、ECサービスも提供しているので、商品倉庫にまつわる管理業務やBitfan Pro(*1)のシステム面のサポートなど幅広く行っています。当時はWEBディレクターも今より人数が少なかったこともあり、自分1人で担当していた案件数は多かったですね。この2-3年で、プラットフォーマーとしてのSKIYAKIの立ち位置が確立されてきた事もあって、状況はどんどん良くなっています。当時は施策を考える時間を確保することも難しく、クライアントからの日々のリクエストに応えることで精一杯でした。その分、めちゃくちゃ鍛えられたとも思います。その時に色々経験できたおかげで、仕事の基礎から自社システムの仕組みに至るまで、多くを吸収できました。
現在、自分はMD/ECチーム(*2)のディレクターをしています。
MD/ECチームは2020年4月に発足したばかりのチームです。チームができる以前は、各案件担当のWEBディレクターが各々でグッズ制作業務を行っていました。グッズ制作はあくまでイレギュラーな業務と言う扱いで、会社としてノウハウも溜まっていない状況でした。そんな中、会社として、配信イベントやライブイベントといったファンクラブやEC以外のマネタイズ手段を増やしていこう…という方針ができたことにより、このチームが発足しました。
実は当時、そんな会社の方針とは関係のないところで、自分の先行きに悩んでいた時期でした。5年半のWEBディレクターとしてのキャリアを振り返りつつ「自分は何がしたいんだろう?」と悶々としていました。当時の上司に相談したところ「MD/ECチームを作るから、そこでやってみるか?」と言っていただけ、グッズ制作の経験は少なかったですが、過去にファンクラブ会員限定のノベルティーグッズ(Tシャツやステッカー)を作ったこともあり、業務のイメージがしやすかったこと、何よりもその時に感じた「モノ作りって楽しいな」という気持ちを思い出し、MD/ECチームで働くことを決めました。
(*1)Bitfan Proは、多数のアーティスト利用実績を誇るカスタム型のプラットフォームサービス。公式ファンサイト、ECサイト、チケット販売などの機能がワンストップで利用可能。
https://skiyaki.com/contents/service/bitfan-pro
(*2)MD/ECチーム
アーティストグッズの企画・開発から、製造、倉庫管理、納品・発送まで行うチーム。
グッズの企画提案や収支予測、アーティストのブランドイメージを高める厳密な品質・進行管理、一般的なノベルティ商品から限定オリジナルグッズの開発まで幅広く対応。
https://skiyaki.com/contents/service/ec
■MD/ECチームのディレクターになってどうでしたか?
何もないところからのスタートでした(笑)。MD(商品企画、提案、販売)の知見・経験は豊富ですが入社したばかりのチームマネージャーと、自分。チームメンバーはその二人だけでした。
一番大変だったことは、チーム発足の時期が、新型コロナウィルスの影響が出始めた時期だったことです。当時は、働き方をテレワークに切り替えつつ、イチから事業を作っていく必要があったため、毎日とにかく悪戦苦闘していましたね。
その中でも、マネージャーからは多くのことを学びました。その一つが、新規事業における社内営業の大切さです。クライアントに営業するために、まずはその案件担当であるWEBディレクターに認めてもらうところから、という姿勢を教わりました。社内で存在感を発揮するために、営業グループ内の定例ミーティングの場ではMD/ECチームとして必ず毎回情報を発信しました。何もなかったとしても必死に捻り出してアピールしていましたね(笑)。
今思うと、社内営業も含めて、MD/ECチームのディレクターというのは、自分に向いていたと思います。自分のこれまでの経験から「WEBディレクターは何をしてもらったら助かるのか」がわかる自信があったので、他スタッフに配慮した動きができ、それが信頼関係の構築に繋がったと思います。他にも、社内システムへの理解が深いこと、ECの倉庫業務の知見があったことも役に立ちました。
自分にとって非常に大きな発見だったのですが、WEBディレクターの時にはスキルだと思っていなかったことが、他部署になって初めて活きてきたことで、点と点が線になった感覚がありました。
他に学びが多かった点としては、本当に何もない状態からチームがスタートしたので、マネージャーとともに、「グッズを作る場合、どういう経済条件を設定すべきなのか?」「どのような契約書を締結すべきなのか?」など、ビジネスモデルを形作っていくところから関われたことですね。法務や経理担当者とも何度も話し合い、変更・修正しながら少しずつ少しずつ前に進めてきました。きっとマネージャーの方が自分の100倍くらい大変だったと思うんですけど(笑)。
たまたまコロナ禍とリンクする形で、新たなチームが発足した格好ですので、上手くいく確証もない中で、分からないなりにがむしゃらに前に突き進んできた、という感覚です。
■WEBディレクターとMD/ECチームのディレクターを経験してどうですか?
“ファンクラブのディレクション”も”グッズのディレクション”も、その根本で求められるスキルは非常によく似ていることがわかりました。もちろん、最新の商材に詳しいとか、商材ごとの業者選びに長けているとか、具体的な経験、知見も大事です。今後はそこをもっと磨いていきたいと思っていますが、何よりも、WEBディレクターの時と同様、クライアントとのコミュニケーションこそが非常に大事だと感じています。いかに相手が思っていることを的確に汲み取って形にしていくか、自分はそこに一番重きを置いて、日々の仕事と向き合っています。
MD/ECチームで働くことで、これまでと違う角度から自分のキャリアを俯瞰することができました。これまで積み上げてきたものが無駄じゃなかったんだ、知らない間にこういう力が身についていたんだ、自分にはこういう強みがあったんだ、と気づくことができて自信に繋がりました。新しいスキルが身についたことよりも、気づけていなかった”自分の強み”を発見できたことが一番の財産だと思っています。
■今後のMD/ECチームについて教えてください。
チーム発足1年目は、存在感を発揮するためにとにかく社内営業に力を入れました。2年目(前期)は、ECのシステム運用を横断的にサポートしながら、MDに関しても実績を積み上げていきました。チームの事業をたまたまテレビで取り上げてもらえたり、幅広いクライアントにMD/ECチームを認知してもらえたと思います。
3年目(今期)は、より結果が求められる年だと思っていますし、会社からもそういう期待をされているなと感じています。これまで以上に、”SKIYAKIじゃないと製造・販売できない商品”を深掘りしていきたいです。もちろん、音楽ライブにおける定番グッズ(Tシャツ、タオルなど)も作っていきたいですが、それだけではなく「クライアント側が作りたくてもなかなか制作できない商品」を企画、提案をすることで、バリューを出したいと考えています。前期の実績の一例ですが、扇子や九谷焼のお皿、ぬいぐるみ、アロマキャンドルがそれに当たります。自分は特に、ぬいぐるみ関連のグッズに力をいれてプロデュースしました。
クライアント側で作りづらいグッズというのは、当然、業務としての難易度も高いのですが(笑)、難しさ半分、楽しさ半分です。今後も積極的にチャレンジしていきます。
■SKIYAKIの人、社風について教えてください。
SKIYAKIで働いている人は、責任感が強く、面倒見が良い人が多いです。まだまだベンチャーなので、教育体系がそこまで整っている会社ではないと思っていますが、自分でリスクをとって頑張れる人、オープンマインドな人に対して、手厚くフォローしてくれる雰囲気があります。辛い時にも「助けてください」と言ったらみんな手をさしのべてくれます。そのためには日頃から仕事をしっかりと頑張っている必要はありますが(笑)、これは人間社会のどこでもそうだと思います。とにかく、素直に、”いい人”が多いと感じます。
■SKIYAKIに興味もってくれている方にメッセージをお願いします。
やりたいことにトライできる会社です。
適度にクール、それでいて優しい会社だと思います。
好きなことを仕事にするのは、苦労もありますが楽しいですよ!