金融機関から決済代行会社を経てSKIYAKI入社した経営企画室の室長に今の仕事について聞いてみました。
SKIYAKIには、現在100名近いメンバーが所属しています。本日のインタビューは、経営企画室の室長です。SKIYAKIの経営企画室について、組織・社風について語ってもらいました!当社に興味・関心をお寄せいただいている方のご参考になれば幸いです!
■SKIYAKI入社前のキャリアについて教えてください。
大学卒業後の最初のキャリアは、金融機関(信託銀行)からスタートしています。1社目ではリテール営業と法人営業に約6年従事しました。仕事をしていく中で、金融だけではなく金融×ITの業界に興味を持つようになり、初めての転職をしました。転職した会社は、金融×IT業界の会社でクレジットカード決済などのシステムを提供する決済代行会社でした。当時(2016年頃)、FinTech領域が盛り上がりを見せており、FinTech領域のど真ん中に位置する決済代行会社に3年ほど在籍できたのは非常に良い経験となりました。仕事内容としては、営業を担い、営業のチームを率いていくマネージャーも経験させてもらいました。自分が担当していた領域としては、自動車業界やエンタメ業界が中心でした。エンタメ業界についてはそれまでは全く知見がありませんでしたが、非常に熱量がある業界、かつ成長余力がある領域であると感じ、徐々にエンタメ業界に興味を持つようになっていきました。営業としてアウトバウンドでエンタメ業界にアプローチしていたんですが、その中で出会った1社がSKIYAKIになります。それから当時の経営陣と接点を持つようになり、縁あってSKIYAKIに入社しています。
■SKIYAKIでのキャリア(これまで経験)を教えてください。
2019年に入社し、最初はSCグループ(現在のソリューション事業部)に配属されています。当時のSKIYAKIは、あらゆる企業向けにファンクラブのシステムを提供していきたいと考えていた時期で、これまで提供していたジャンルとは異なる領域、例えばスポーツ領域などに対し、プラットフォーム導入の提案を積極的に実施していました。当時の役員からリクエストもあり、半年ほどそのグループに在籍しました。その後、経営企画室に異動しています。
経営企画室での仕事は、グループ会社の管理や、事業アライアンス、特に前体制の際はM&Aが活発だったので、M&Aに関わる業務などを担当していました。去年(2021年)から経営企画室でプロダクト「Bitfan(*1)」を預かることになり、Bitfanの営業や、カスタマーサクセスのチームを作り、そのマネジメントをしています。
(*1)Bitfanは、誰でも無料で簡単に、公式ファンサイト、月額会員コミュニティ、ブログ投稿、ECストア、チッピング(投げ銭)、チケット販売、ライブ配信、ラジオ配信など、ファンのためにやりたいことを実現できるサービスです。
https://bitfan.id/
■経営企画室について、体制について、仕事内容について、メンバーについて教えてください。
経営企画室では、一般的な企業がしている経営戦略策定、IR資料の準備・作成etc…があります。この会社全体の戦略を決めたり、事業アライアンスや、外部と交渉したりと、色々とあるんですが、今のSKIYAKIの経営企画室の特徴としては、当社が注力しているプロダクトBitfanの営業部門やカスタマーサクセス部門を抱えているところが挙げられます。直接的にプロダクトに関与しているというところが他の会社の経営企画室とは違うのかなと思っています。
具体的には、Bitfanというプロダクトでファンクラブを開設してくれるオーナーの獲得、獲得したオーナーのフォローアップにも関わっています。それ以外に、経営企画室として管掌しているのが「LiveFans (ライブファンズ)(*2)」というメディアです。これはライブのセットリストの情報をとりあつかう、国内では最大のメディアになります。
さらに、広報・PRの業務も担っています。数年前までは、SKIYAKIは、BtoBプロダクトである「BitfanPro(*3)」の拡大に注力しており、そのサービスがSKIYAKIのメイン事業でした。BitfanProは多くの方に活用していただけるまで成長したので、エンタメ業界の中ではSKIYAKIは一定の認知を獲得しており、自社でPRをしなくても「ファンクラブだったら、まずはSKIYAKIに相談しよう」という状況が、従来から関わってきたメンバーの尽力で確立できています。一方、現在、注力して開発しているBitfanは、2020年に全面的にリブランディングをしていて、BtoCというのか、BtoBtoCというのか、コンセプトとしては、誰でもファンクラブを立ち上げられる、オープン型のサービスとなるため、今までのBtoBビジネスとは違い、会社の見せ方も変えていかなくてはならないフェーズにきています。個人的にはスタートアップ企業のPRに近いのではないかとイメージしており、現在は経営企画室が管掌しています。
―経営企画室はどういうメンバーが多いですか?
SKIYAKIのメンバーの中でいうと、比較的落ち着いた人が多いのではないかという印象です。平均年齢も営業部門にくらべると高いとは思います。20代前半〜50代のメンバーが在籍しており、一番若い20代のメンバーも非常に落ち着いているタイプなため、ワイワイガヤガヤといった感じのチームではないです。
―年代がバラバラということですが、メンバー同士はどんな感じなんでしょうか?
お互い年齢関係なく、意見・相談・話せる環境だと自分は思っています。そして、お互いの意見・話を聞く土壌があります。しっかりやることをやっていれば、自由に発信ができる環境だと個人的には感じています。自分は年代としては中間ですが、どのメンバーも年齢関係なく、どんどん意見を出してくれているなと感じています。また、キャリアの大先輩もいます。自分達が知らないようなことをたくさん知っているので学ぶことも多いですね。
各メンバーともバックグラウンドが異なり、色々な目線を持っているので、もちろんメンバーの考え・意見が食い違うこともあります。そういった際は、すり合わせながら、話し合いをして仕事を進めています。
(*2)LiveFans (ライブファンズ) は、ユーザー投稿型ライブ・セットリスト情報サービスです。セットリストやライブ・フェス情報、関連ニュースなど、ライブがもっと楽しくなる情報を提供しています。
https://www.livefans.jp/
(*3)Bitfan Proは、多数のアーティスト利用実績を誇るカスタム型のプラットフォームサービスです。公式ファンサイト、ECサイト、チケット販売などの機能がワンストップでご利用いただけます。
https://skiyaki.com/contents/service/bitfan-pro
■現在の仕事の面白い部分、難しい部分を教えてください。
なかなか難しい質問ですね…。今、個人的に面白いなと感じている部分は、会社の経営企画に携わる仕事で、事業アライアンスなどに関われる部分は、面白いなと感じています。
難しい部分だと、管掌範囲がすごく広いので、本来であれば力を注ぎたいなという部分に対して、なかなか思うようにいかないところですね。例えば、「Bitfan」の営業に関しては当初、営業経験がある上長と自分のリソースを割いて対応できればと思っていたんですが、後から、カスタマーサクセスチームを作ったり、広報・PR業務に関わったりとするようになり...そのため、営業については考えていたよりもコミットができていないなと感じています。そこについては、自分の時間を作って対応していくということも一つの手だと思いますが、根本的には解決にはならないと考えているので、今は、採用を含め組織を強く・大きくしていくことを意識して活動しています。これは難しさでもあり、面白さでもあるかもしれないですね。
■SKIYAKIにマッチする人はどんな人だと思いますか??どんな会社でしょうか?
他のインタビューでメンバーも話していますが、結構自由にチャレンジできる環境があるので、何か主体的に考えて、かつ自分で動けるような人がマッチすると思います。あとはメンバーはエンタメ好きが多いため、エンタメが好きで、いろいろなことにチャレンジしてみたいという人には、SKIYAKIの環境が非常にあうのではないかと思います。
SKIYAKIの社風にマッチしない人で言うと、エンタメが好きだからという理由だけでSKIYAKIに入ってしまうと後々苦しくなる可能性があると考えています。うちは、「〇〇をやってください」「△△してください」という指示が常におりてくる組織ではないので、自分で考え仕事をしていかないと、結果的に、手持無沙汰になったり、仕事の依頼がなくなってしまうので、組織での存在価値が発揮していくことが難しくなります。
自分で考え、会社に貢献できる仕事を作りだし、それを実行することで、成果・結果までだせる人がSKIYAKIに求められ、マッチすると考えます。
―武田さんからみてSKIYAKIの社風はどうとらえていますか?
自分がこれまで在籍していた会社は、1社目が金融機関、2社目が金融×ITのベンチャー企業と、かなり固めの組織でした。SKIYAKIはそこと比較すると自由・活発な組織だなと感じています。そしてSKIYAKIはITベンチャー企業ではあるんですが、いわゆる世の中のITベンチャー企業とも違う気もしていて...。エンタメが好きで、かつテクノロジーの力でアーティストやクリエイターを支えたいというマインドの人が多いと感じています。そして、「セルフブランディングをする」ことよりも、誰かを裏側から「サポートする」ことを好む人が圧倒的に多いなと感じています。当社はクリエイター支援を掲げている会社なので、その考えは個人的には非常に素敵なところだと思っています。
■Bitfanの営業、カスタマーサクセスのメンバーを募集していますが、どんな方にお仕事を任せたいですか?
営業、カスタマーサクセスともに、共通して必要な能力は、ちゃんとプロダクトの説明ができて、的確に相手のニーズを汲み取り、提案や支援ができるといった、オーソドックスな能力になるかと思います。
営業であれば、最終的にBitfanを選んでもらえるようなアクションができればよいと考えています。+αの要素として、エンタメが好きで、相手の関心に近いところをよく知っていて、そういった会話ができる方やもともとエンタメ業界にいて、すでにリレーションがあり営業がしやすい方も大歓迎です。ただ、しっかり真面目に営業をしていけばしていくほど、その業界での知識やコネクションは自然に蓄積されていくので、プロダクトの機能や活用事例などをしっかりと説明し、顧客のニーズを引き出しながら、コミュニケーションが取れる方を、今のSKIYAKIでは探しています。SaaS営業の経験者じゃなくても、無形商材を取り扱ったことがある人、サービスをしっかりと説明し、押し売りではなく、提案型の営業ができる方であれば誰でも活躍できると考えています。
カスタマーサクセスだと、SaaSサービスのカスタマーサクセスの経験者がマッチするとは思うんですが、SaaSサービスでの経験が必須というわけではありません。クリエイターのニーズを聞いて、それを汲み取って、自社の開発に活かしていくということがやりたい人にはマッチするのではないかなと思います。カスタマーサクセスの組織についてもできたばかりなので、日々やらなくてはならないこともあり、さらに今後も増えていくと考えているのですが、そういったことを楽しめるような方であればよりマッチしていると思います。
当社は100人以下の従業員数の会社で開発部門のメンバーとも距離感が近く、「ここに〇〇あったらよいのに」「ここは△△の方が利用しやすい」という提言も可能です。逆に、営業もカスタマーサクセスも共通して、そういった提案が求められる環境にあります。社内的にコンセンサスがとれれば、提案した内容が開発されますし、開発完了するまでのスパンが早いので目に見えてサービスがよくなっていく様子を感じることができます。サービスの成長を当事者として感じていけることは、かなり面白い経験なのではないでしょうか。
さらには、今、組織をつくっているタイミングなので、黎明期の事業部やグループに所属して一緒に組織をつくっていける経験が積めます。難しくはありますが面白い経験になるかと思います。
ーどういう風な組織にしていきたいですか?
今、各チームとも数人しかメンバーがいませんが、人員を増やし体制を強化していきたいと考えています。例えば、Bitfanを活用してもらうためのイベントをもっと高い頻度で開いたりして、オーナーとの接点を増やし、普段から困っていることをヒアリングする機会を増やしていきたいと考えています。残念ながら、現在は、そこまで手が届いていないので、よりオーナーと接点がとれるチームを目指しています。
―オーナー様からの要望はありそうですよね
そうですね。自分もさらに多くのオーナーからの要望・リアルの声を聞きたいと思っています。現状では、カスタマーサクセスチームでオウンドメディア「Be independent!(*4)」の運営もしていて、その中のオーナーへのインタビューで色々話を聞いているんですが、いろいろな意見・要望をいただいています。例えば「こんな使い方しています」とか「こんなことしてもらいたい」という声は、プロダクトの成長にとっても重要なので、インタビューという形式だけではなく、頻度高くもっと積極的にオーナーの声をキャッチしたいと考えています。
(*4) Be independent!は、個性豊かなクリエイターの活動に焦点をあて、自分らしくクリエイティブに生きる人たちを応援するメディアです。メディアでは、個々のクリエイターのファンに対する思いや、その活動を紹介しています。
https://be-independent.bitfan.id/
ーBitfanの営業や、カスタマーサクセスのポジションに興味ある方に「Bitfan」を実際に触っていただきたいですね。
はい、入社したら取り扱うサービスになるので、事前にBitfanをさわってもらえると嬉しいですね。Bitfanは本当に誰でもファンクラブがつくれますので。Bitfanのタグラインは「ファンのためにできることを」です。クリエイターのみなさんがファンとの間でやりたいことをBitfanで実現しきれることを目指しているので、機能数が多いという点が特徴だと考えています。
例えば、Bitfanのデザイン設定ですと、アー写の設定やサイトのカラーリングだったり、フォントとかもある程度自由に設定できたりします。デザインのテンプレート数がまだ少ないですが、ある程度自分のオリジナリティをプラットフォームでありなが表現できるところは一つの強みかなと思っています。このデザイン性については、これからさらに力をいれて拡張していくのでもっとよくなると思います。
また、Bitfanは、海外展開を当初から意識しているサービスです。本来であれば、まだこのタイミングで実装しなくてもよいのではないか?というものが実装されています(笑)
今は、日本国内でBitfanを普及させるというフェーズですが、海外の人(ファンクラブを開設する海外オーナー)が使うことを前提とした機能が一部実装されています。時代を先取りしすぎたかなという部分もありますね(笑)
カスタマーサクセスのメンバーであれば、Bitfanを活用していただくために、機能を理解した上で、文字にしたり、動画にしたりして、オーナーへ発信を行っていく必要があるので、管理画面は是非一度触ってみてほしいですね。
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